16日、名古屋まで神尾真由子さんのバイオリンを聴きに行きました。
彼女、今年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝をした人です。
日本人で,諏訪内晶子さんについで2番目の受賞です。
先日、NHKハイビジョンで、優勝までのドキュメントの放映があり、に釘付けとなった私でした。
彼女の持つ独特の個性、そしてなんともいえない不思議な雰囲気の魅力の虜となってしまった私、又、彼女の奏でるバイオリンの音色が、とてつもなく、スケールの大きさを感じ、
これは是が非でも、ライブの演奏を聴かなくては・・・・と。
そう思ったら矢も盾もたまらなくなり、早速ネットで調べてみた。
20日にサントリーホールで公演される、が、どの席もSold out。
東京での公演はもう、来年までない。うーん、来年まで待てないな。
16日の夜名古屋の愛知芸術劇場でだったら、ある。
名古屋か・・・・・。少し迷ったけれど、今の私はもう止められない。
ホテル、新幹線を手配し、
名古屋にまで、彼女の演奏を聴きに、飛んできたというわけなのです。
愛知芸術劇場、芸術文化ホールという、大きな立派な総合施設の4階がコンサートホールです。
ここのことは又明日、ご紹介いたします。
泊るホテルから、プラプラ歩いて5分という距離、です。
早めの夕食をホテルで取り、ゆっくりと演奏会会場へと足を運びました。
残念ながらお席は、S席なのに3階。
土壇場のチケット購入仕方ありません。良い席が残っているはずありませんね。
なかなか素敵なコンサートホールです。会場は満席です。
いよいよ開幕、神尾真由子さん登場です。
テレビではいつも同じピンクのロングドレスを拝見していたが、今日はピンクでも
淡~い、桜色のドレスでした。
ドレスのすそからチラッと見えるシルバーの靴。
あっ!髪の毛がきれいなブロンドに・・・・。
これもテレビでは長い黒髪でした。
全体的にテレビで拝見したよりも柔らかさが感じられた、神尾真由子さんでした。
今回の演目は、プログラムに書かれている通りコンクール優勝記念凱旋コンサート、
オーケストラは、セントラル愛知交響楽団でした。
一次、二次予選のときの演奏曲、オペラ、”エフゲニー・オネーギン”より
ワルツ、ポロネーズ、そして瞑想曲、ワルツスケルツオ・・・・
最初はセレナード的な情緒あふれる旋律が、悲しくも甘美に奏でられ、最後には
情熱的な力強さにあふれた旋律で、エネルギッシュに、バイオリンと体が一体となって弾かれている彼女の姿にこれほどまでに魂を注いで演奏できるのものなのかと、今までに無い感動を覚えました。
そして最後は、いよいよ本戦での演目、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲二長調作品35。
シベリウスのバイオリン協奏曲二短調作品47です。
チャイコフスキーの曲は、民族的な、情熱と哀愁に満ちた曲,哀しくも甘美な旋律が、綿々と演奏され、一方、シベリウスの曲は、最初は、牧歌的な風景を連想される旋律から、徐々に瞑想的な旋律、そして最後のフィナーレは活気に充ちた民族舞踊風な旋律と・・・・どれも最後まで飽きることなくただただ聞き入ることのできたすばらしい曲であり演奏でした。
彼女の持つスケールの大きい演奏、そしてなんともいえない心のそこにまで響き渡るすばらしい音色、感動の一言に尽きます。
やっぱりここまで聴きに来て本当によかったって、心から思わづにはいられませんでした。
感動のブラボーの鳴り止まぬ拍手、アンコールにこたえて、タイスの瞑想曲を、これまたしっとりと聞かせてくれました。
この夜は興奮でしばらく寝つかれませんでした。
そして、翌日すばらしいことが起きたのです。
私はチェックアウトに、ドアの外へ出たときに、ちょうど同時に前の部屋から出てきた人と出くわしたのです。
それがなんと、夕べあれほどに感動を与えてくれた、神尾真由子さん・・・彼女だったんです。信じられますか?
彼女は朝食に行くところ、私と出くわしたのです。
もう、二人だけのエレベーターのなか、
こんなチャンスはないと、おばさん根性丸出しで、いろいろお話ししてしまいました。
たったの5分位でしたが、たくさんお話してしまい、もう、天にも昇る思いでした。
神様はこのような機会があることを知っていて、私を名古屋まで来らせたのかしら?
なんて勝手に思ってしまった私でした。
テレビで拝見したときは、大変な個性的な方でちょっととっつきにくい感のある方かと思っていたのでしたが
身近に接してみると、ごくごく普通のそこいらを歩いて居る、
笑顔のかわいいお嬢様でした。
来年の横浜でのリサイタル、
もう一度、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を聴きにに行ってみましょう。
これからのますますのご活躍を、期待しています。
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